パタゴニアとギアナ高地(2)---- ギアナ高地の旅 カラカス、サンタエレナ、カナイマ、アウヤン・テプイ、セスナ機によるエンジェルフォール・フライト、 ボートによるエンジェルフォール接近 |
第1部のパタゴニアの旅はいかがでしたか。 ここからは第2部のギアナ高地の旅をお楽しみ下さい。 ギアナ高地は、ベネズエラの東部、ガイアナとブルジルとの三国国境に近い奥地である。コナン・ドイルの小説 "The Lost World"(失われた世界)の舞台となった場所でもある。標高2000m、比高1000mを越すテーブルマウンテンは20億年前の地層といわれ、世界一の落差979mを誇るエンジェルフォールがあることでも知られている。 ギアナ高地がどのようにして出来たのか、地球科学の専門家でない私には分らない。学者によると、ギアナ高地を形成している岩石は主に先カンブリア紀(20億年前)に生成された花崗岩である。大陸は幾度か分裂と集合を繰り返した後、ジュラ紀(1.8億年前)にローラシア大陸とゴンドワナ大陸に再分裂し、各大陸はあちこちに移動して行った。しかしゴンドワナ大陸の中のギアナ高地がある場所は赤道付近に留まった。このため、下界から隔絶された山頂に古い生物が保存され、独自の進化を遂げたと言われている。 難しい話はともかくとして、自然の驚異をご覧下さい。 パタゴニアとギアナ高地(1)は、パタゴニアの旅 パタゴニアとギアナ高地(2)は、ギアナ高地の旅 である。 合せてご覧下さい。 (2011年2月) |
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世界一の落差979mのエンジェルフォール |
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南米の中のベネズエラ | ベネズエラの中のギアナ高地 |
ギアナ高地の中のアウヤン・テプイ周辺地図 ほぼ中央の入り込んだところにエンジェルフォールがある |
10日目 (2月11日) |
ブエノス・アイレス→カラカス(泊) |
この日は、早朝ホテルを発って、ブエノスアイレス空港からカラカス空港まで飛び、カラカス郊外のホテルに入る。 |
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ブエノス・アイレス空港発8:10 AR1376便Airbus340機 | ||
ベネズエラのカラカス空港着13:28 | 途中、アマゾン川のマナウス上空を通過した |
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カラカス空港から市内を通って郊外のホテルに行く(車窓から) |
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ホテルはカリブ海に面した高台にある |
11日目 (2月12日) |
カラカス→プエルト・オルダス→ルエパ→サンタ・エレナ(泊) |
今日は、カラカスからプエルトオルダスまで定期航空便で行き、そこからセスナ機のチャーター便でルエパへ飛ぶ。ルエパからサンタ・エレナまで四駆で行く。途中、カマの滝、パチェコの滝、ハスペの谷を見物する。 |
カラカスからルエパへ |
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カラカス発8:25 アセルカ航空740便 プエルトオルダス行 DC9-30 |
プエルトオルダスでチャーター便のセスナ機に乗り換える セスナ機は乗客5名とパイロット1名(我々16名のため4機で飛ぶ) |
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セスナ機の離着陸の様子を動画でご覧下さい | セスナ機の計器盤 |
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熱帯雨林の中を蛇行する川 | 何もないところに突然滑走路が現れる。ルエパ空港だ。 |
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4機のセスナ機が次々と着陸する | 待機していた4台のランドクルーザーに乗り込む |
ルエパからカマの滝へ |
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トイレ休憩で立ち寄ったところで、 食事ができるというので、急遽昼食にする |
おつまみに出たのがササベ ユッカの粉を焼いたもの |
フライドチキン、バナナフリッタ、 野菜サラダ、ご飯、とても美味かった。 |
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随所に焼畑が見られる、焼畑ではユカ芋が作られる。マダガスルで食べたキャッサバと同じであるが、 南米諸国ではユカと呼ばれ、アマゾン川流域を中心に重要な食材となっている。 |
高さ60mのカマの滝 (カマとはぺモン族の言葉で「のど」のこと) |
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ランの仲間 | ? | ? |
パチェコの滝 |
車で走っていると虹が見えた。非常に低いところに架っているので驚いた |
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車を止めて、滝を見に行く | マグノリアは、モクレン、タイサンボク、コブシなどの仲間 |
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パチェコの滝、ガイドの一人がさっそく跳び込む |
ハスペの谷 |
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舗装された熱帯草原を四駆で走る | モリーチェというヤシの一種で葺かれた家 |
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インフォメーションセンターを通り抜けて行く | 草原から雨林に入る |
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「碧玉の採取の禁止」ということか? | 碧玉は、一見粘土のようだが、実は硬い宝石 |
ハスペの滝の碧玉*でできた川床に立って、水浴びする人達 |
*碧玉(へきぎょく、jasper)は、微細な石英の結晶が集まってできた鉱物であり、宝石の一種。酸化鉄や水酸化鉄などの不純物が混入しているため不透明であり、不純物の違いによって、紅色・緑色・黄色など様々な色や模様のものがある。それらは、赤碧玉(せきへきぎょく、red
jasper)、緑碧玉(りょくへきぎょく、green jasper)、黄碧玉(おうへきぎょく、yellow jasper)、などといった名でも呼ばれる。碧玉は玉髄やメノウと同じ種類であるが、それらより不純物を多く含んでいるとされる。化学組成は
SiO2、モース硬度は7、比重は2.65。3月の誕生石になっているブラッドストーン(血玉髄)も碧玉の一つである。 インド、ロシア、米国、フランス、エジプト、ドイツなどが世界の主要な産出地である。なお、産出地ではなく埋蔵地であるが、ギアナ高地には、表面に現れている川床の全てが碧玉で形成されている地形が存在する(カナイマ国立公園など)。ただし、それらは国立公園に属し、ユネスコ世界遺産指定地域でもあるため、宝石としての採取や積極的な利用などといった産業的利用は許されていない。 Wikipediaより |
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車で走っていると、 小さなアリ塚が沢山現れた |
この辺りは砂岩の山のようだ |
テーブル・マウンテン*が現れた。 ギアナ高地ではテプイ*といわれる |
*テーブルマウンテンは、地盤のやわらかい部分が風雨で削り取られ、固い地盤だけが台形状に残った山。 ギアナ高地ではテプイともいわれる。一般に台地の成因には2つある。 (火山地形)火山で、多数の火口から流動性の高い溶岩が大量に噴出し、分厚い溶岩台地を形成した場合。 例 :シベリア高原、八幡平や屋島など (隆起地形)地面が大規模に隆起し、かつそれが侵食に抵抗力のある岩盤である場合。 例 :チベット高原、コロラド高原、ギアナ高地など 日本の台地は海外で定義される台地とは規模が大きく異なり、「洪積台地」と呼ばれるものが多い。他に特殊な例としてカルスト台地がある。 |
12日目 (2月13日) |
サンタ・エレナ→カナイマ(泊) |
今日は長い一日だ。希望者は早朝ヘリコプタでロライマ・テプイに着陸する予定だったが、天候が悪く中止。その後、4組に分かれてセスナ機でカナイマに向かった。途中、運よくエンジェルフォールが見えた。カナイマ到着後、ボートでユリルーの滝とユリの滝を見る。 |
セスナ機でカナイマへ、 |
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この辺りは保水力の乏しそうな赤土である | 貧しい移住者が不法に住んでいるが、今は認めているという |
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洒落たサンタ・エレナ空港 外観は現地風だが、内部はモダンである。 |
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ここはローカル空港でセスナ機は 1台しかなく、4回に分れて順次に移動 |
熱帯雨林の上空は晴れているが、高いテプイの山頂には雲がかかる |
Apauray tepui(1,500m)は標高が低いためか、山頂が晴れてよく見えた。 |
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いくつものテプイを眺めながら、カナイマを目指して飛ぶ |
上空から眺める熱帯雨林にかかる虹は見事である |
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テプイからは沢山の滝が落ちている |
テプイの上面を観察したいのだが、霧が掛っているので、 セスナ機は近づいてくれない |
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アウヤンテプイに近付いて、エンジェルフォールを見せてくれた 上の画像をクリックして動画をご覧下さい |
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ボートでユリルーの滝とユリの滝を見る |
セスナ機でカナマイに着くと、早速トラックバスとボートを乗り継ぎ、さらに ジャングルの中を歩く。 |
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船外機をつけた木製ボートにライフジャケットを着て乗り込む | 手袋をしてジャングルウォーク |
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なんの花? | 黒い岩に架かるユリルーの滝、神聖な場所らしい |
ジャングルを抜けると、カラオ川のユリの滝に出た。 ユリというのはインディオの娘の名前で、「美しい」という意味 |
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河原の砂、礫、岩石は、なんだか面白そうだが、何であるのか分らない。 |
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トラックバスというのは、トラックの荷台に椅子をつけたもの。甚だ乗り心地が悪いが、ここでは常用車? | スーパーマーケットは、現地の人向けのようだった |
スーパーマーケットの庭にいるインコ |
ロッジ パラカウパ・キャンプ |
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2階建ての小さなロッジ | ||
ロッジの裏庭への扉 5台の四駆のドライバー兼ガイドが、ロッジのコックもやる |
トイレに紙を流さないのは世界共通だが、 6カ国語で書いてあったのは初めてだ |
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植物園のようなロッジの廊下 | 何というランだろうか |
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何の花? | カシューナッツ*がこのように出来ることは、初めて知った |
*カシューナットノキの果柄が肥大し、5?8 cm の果実のようになったものをカシューアップル と呼び、その先に灰褐色の殻に覆われたカシューナッツがある。ナッツの殻を割り、その内部の勾玉型の仁(ジン、梅干しの種のようなもの)の部分を一般にカシューナッツと呼び、食用とする。。 |
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可憐な花 | オジギソウの運動を動画でご覧下さい |
13日目 (2月14日) |
カナイマ(滞在) |
今日は、カナイマに滞在して、ボートとジャングルウォークでエンジェルフォールに接近する。帰りにサポの滝を見る。 |
カラオ川・チュルン川を遡行してエンジェルフォールへ |
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早朝4:45にホテルを出発、YAMAHAの船外機を付けた木製ボート2隻で、カラオ川を遡る |
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途中浅瀬の所は船を降り、迂回して歩く | 再び同じボートに乗って、遡行を続ける |
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渦を巻く浅瀬は、船底を擦りながら、船頭に身を委ねる |
アウヤンテプイが、霧の中に見えてきた。 アウヤンテプイは高さ2560m、面積700km2(東京23区と 同じくらい)で、ギアナ高地最大のテーブルマウンテンである |
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オルギデア島に上陸して朝食をとる 今日は水量が多いので、支流のチュルン川まで遡れそうだ |
川の上を飛ぶサギに出くわした |
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蜂の巣だか何だか頭上にぶら下がっている |
木の枝から実のようなものがぶら下がっている。 正にジャングルである。 |
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赤い房の付いた花が咲いている | 着生植物も多い |
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ラトンシート島に上陸 | ここからは、ジャングルウォーク |
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初めてエンジェルフォールが見えた。 水量が多いときはこの辺りまで川の水が来るという。 |
膝まで水につかって渡渉する。水流が速いので、全員が手を繋ぐ。 一人では危険で渡れない。私は撮影後、列の最後に加わった。 |
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アリの巣だという | ? |
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エンジェルフォールへの道 センデロ・ルミノソ(輝ける道)というペルーの極左武装組織が活動したことを思い出す。 |
これは板根。 熱帯の土壌は薄いので、樹木の根が深く入らず、板根を作って木を支える。この例はあまり発達していない板根。 |
何というキノコだろう? |
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エンジェルフォール展望台に着く | 二、三人しか立てない狭い岩に乗って、一人ずつ記念写真 |
展望台から見上げるエンジェルフォール*(最近は現地名でSalto Angel 「アンフェルの滝」といわれることも多い)。霧が晴れたのはほんの一瞬だった。 さすが世界最高の落差979mであるので、地上に落ちる前に霧になってしまう。 広角レンズで3枚パノラマ接続撮影をしたため、滝の上部が小さく見える。 |
*エンジェルフォールについて、「ギアナ高地を行く」(徳間書店 1990年 恵谷治著)に、次のように書かれている。 1930年台、アメリカ人飛行家ジミー・エンジェルは、中南米一帯を軽飛行機フラミンゴで、金やダイヤモンドを探し回っていた。1935年、エンジェルはテプイ中央付近の出っ張った台地を右に旋回したとき、信じられないものを見た。 テプイの台地から、巨大な水流がエンジン音も消すほどの轟音を立てて落ちていた。この発見により以降、この滝は「エンジェル・フォール」と呼ばれるようになった。「エンジェル・フォール」は「天使の滝」ではなく「エンジェルが発見した滝」だった。 エンジェルとベテラン登山家たちは、飛行機でテプイの頂上に着陸することを計画した。飛行機は飛び立ち、そして辛うじて着陸することに成功した。しかし、飛行機の車輪が台地上の泥の中に入り込み、離陸は不可能となってしまった。3人は歩いてテプイを降りるしかなかった。しかし、そこは断崖絶壁あり、断層あり、熱帯ジャングルありの未踏破の地だった。 遭難から2週間がたち誰もが生存を絶望視していた時、3人がよろめきながらベースキャンプに姿を現した。3人は食糧を節約しながら、困難な急斜面を降下し、チュルン川渓谷の道なきジャングルをかき分け、ようやくたどり着いたのだった。衣服はボロボロ、体中切り傷だらけだった。この事件により、エンジェルは、世界一高い滝を発見したばかりでなく、台地の頂上から降下した初めての男となった。 |
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ラトンシート島のキャンプ場に戻ると、昼食のチキンの丸焼きが待っていた。 エンジェルフォールを遠望しながら食べるチキンほど美味いものはなかった。 |
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我々のご馳走の匂いを嗅いで、野生動物が現れた |
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キャンプ場からエンジェルフォールの写真を撮っていると、ガイドの一人が、「デジカメで撮った写真を拡大してみよ」という。拡大してみると、なんとクライミング中の人が写っているではないか。 |
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ボートに乗って、アウヤンテプイを後にする | 帰りも激流にもまれる |
もうここからはエンジェルフォールは見えない |
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アウヤンはペモン族の言葉で悪魔のこと、何となく分る | カラオ川の下流の岸辺には、こんな花の咲く木もある |
エンジェルフォールまでの、ボートよるカラオ川・チュルン川遡行とジャングル歩行の軌跡 自分で取得したGPSデータをGoogleEarth上にドロップし、鳥瞰図を作成した ━━━ GPS軌跡 白く見えるのは雲 |
サポの滝 |
エンジェルフォール探勝の帰りに、サポの滝に行った。 |
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カラオ川からカナイマラグーンに落ちているサポの滝は、高さ40m、幅80m | サポの滝は裏を通れるいわゆる「裏見の滝」 |
14日目 (2月15日) |
カナイマ→プエルト・オルダス→カラカス(泊) |
今日は、朝はロッジでゆっくりして、午前中はカラオ川 ラグーン・クルーズ、午後は最後のエンジェルフォール・フライトをした後、カナイマからプエルトオルダスを経てカラカスへ飛ぶ。 |
ロッジ パラカウパ・キャンプ |
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左からロッジのフロント、レストラン、客室 | 客室の右にある2階建ての展望ラウンジ |
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2階建ての展望ラウンジからの眺め |
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レストランで昼食 | ハンモックで食後の昼寝 |
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? | 迷い込んだ蝉 | 餌付けされた鳥 |
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餌付けされているらしい鳥 | 庭のインコ | ラウンジへやってきたインコ |
カラオ川 ラグーン・クルーズ |
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日本語と中国語でも書かれた歓迎板 | このような小さな木製ボートに船外機を付けてラグーン・クルーズへ |
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水力発電所 |
ラグーンに流れ込んでいる5つの滝の内の一番左。この水はエンゲルフォールからチュルン川、カラオ川を経て来たもの |
一番大きな滝。昨日見たサポの滝(裏見の滝)は、ここからは見えない。 |
最後のエンジェルフォール・フライト |
今日は、エンジェルフォールを見る最後のチャンス。晴れることを願う。 |
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カナイマの空港に珍しい複葉機が駐機していた | 小型の双発機もいた |
我々の乗るセスナ機、タクシーに乗るような手軽さだ。 |
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アウヤンテプイに、エンジェルフォールだけでなく、 こんなに沢山の滝があるのに驚く |
上の画像をクリックして 最後のエンジェルフォール・フライトを動画でご覧下さい。 タンニンが含まれたコーラ色の川、地下水脈の有無による 熱帯雨林と草原のパッチ模様もご覧になれます。 |
カナイマからプエルトオルダスを経てカラカスへ |
午前中の最後のエンジェルフォール・フライトから帰った後、午後再びカナイマ空港からセスナ機でプエルトオルダスへ飛ぶ。 |
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速度は110ノット(204km/h)、水平飛行 | 高度は7,740フイート(2,322m)、Sは電波の受信方位か? |
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エンジェルフォールから流れ出た川は、チュルン川、カラオ川、カロニ川、オリノコ川と名前が変わり、最後はカリブ海に注ぐ。ここはカロニ川だが、ひどく土壌が流出している。 |
カロニ川の途中に、チャグアラマスという大きな湖があり、湖の出口のダムにグリ水力発電所がある。ベネズエラの電力の半分以上を供給しているが、昨年は1940年代以来といわれる干ばつに見舞われて、カロニ川の水量が減少した。昨年1月には全土を対象に隔日で最大4時間程度の計画停電を実施すると政府が発表した。世界第6位の埋蔵量の産油国でありながら・・・ |
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プエルトオルダスに近付くと、石油施設や住宅が現れた |
プエルトオルダスからカラカスへ |
この後、プエルトオルダス発20:00のアセルカ航空745便でカラカスに飛んだ。21:00にカラカスに着き、22:20にホテルの夕食にありついた。 |
ベネズエラの紙幣 |
ベネズエラの通貨は、BsFe(ボリーバルフェルテン)、1BsFe≒20円 観光地では米ドルが通用するので、BsFeをほとんど使わなかった。 紙幣は表は縦、裏は横という珍しいデザインなので写真に撮っておいた。 |
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15日目 (2月16日) |
カラカス→アトランタ(泊) |
今日は、カラカスのホテルを出て空路で米国のアトランタまで行く。 |
カラカス発8:59のデルタ航空582便でアトランタに向かう。途中カリブ海の上空を飛ぶ |
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バハマ諸島と思われる美しい海 |
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アトランタ空港に着陸 | アトランタのホテル |
16日目 (2月17日) |
アトランタ→(機中泊) |
今日は、アトランタ発11:05のデルタ航空281便で成田に向かう。 |
17日目 (2月18日) |
→成田 |
15:55に成田着陸。17日間のパタゴニアとギアナ高地の旅は終った。 |
パタゴニアでは、氷河、強風、ナンキョクブナ、マゼラン海峡、ビーグル水道等々、地の果てに相応しい多くの自然を満喫できた。ギアナ高地では、ジャングルに聳える数多くのテプイ(テーブルマウンテン)に驚き、セスナ機とボートを使って、幾度もエンジェルフォールに接近することが出来た。私にとって特筆すべき「自然の驚異に感動した旅」であった。 最後に、事前にいろいろ教えて下さった小疇尚明治大学名誉教授、並びに立教大学岩田修二教授にお礼申し上げます。旅行のお世話を下さったユーラシア旅行社の大上裕子さんには心より感謝申し上げます。 |
パタゴニアとギアナ高地(2)「ギアナ高地の旅」は、いかがでしたか。 パタゴニアとギアナ高地(1)は、「パタゴニアの旅」です。 まだご覧になっていないお方は、このパタゴニアとギアナ高地(1)をクリックしてご覧下さい。 |
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ホームページの中で検索したい |
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ホームページの中で道に迷ったら |
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