ホームページの開設にあたり 2000年10月18日
 登山家のジョージ・マロリーは「なぜエベレストに登るのか」と尋ねられて、"Because it is there."(そこに山があるからだ)と答えたという(この訳には異説もある)。 わが国では百名山ブームとか海外旅行ブームといわれて久しい。 山登りや海外旅行に「なぜ」は不要かもしれないが、皆さんはどう思われますか。

 私は「山と山スキー大好き人間」である。 高山植物の咲き乱れる縦走路を歩くのは私にとって至福の時である。 残雪期にテレマークスキーで雪原を駆ける時は、正に忘我の境地である。 テレマークスキーはフリーヒールであるので、登りも滑りも思いのまま、私はこの自由さにこだわりたい。 私は生来頑強とは程遠い上に、今や厚生省のいう 「高齢者」 の仲間入りをする年齢になったので、無理は禁物であるが、いつまでも山と山スキーの楽しさを多くの人々と共有したい。
 海外旅行はまだ始めたばかりだが、病み付きになりそうだ。 人類は何処から来て何処へ行くのだろうか、謎が一杯の古代文明、中世の信仰の世界ルネッサンス、極地や赤道直下に住む人々の文化など、海外旅行は私にとって正にワンダーランドの旅である。 代用食にお腹を空かせ、米軍機の機銃掃射の下で逃げ惑った小学生時代の体験を持つ私にとって、平和の有難さが身に染みる。 海外旅行ができることを感謝したい。

 さて、パソコンが大の苦手である私はこのホームページ作りに悪戦苦闘した。 特に、写真の扱いに苦慮した。 少々取り込みに時間がかかっても鮮明な画像を出すべきか、それとも快適にアクセスできることを第一にすべきかに迷った。 そこで、許容できる最低の画質を保ちつつ、できるだけメモリサイズが小さくなるよう、画像ごとに圧縮度を最適化し妥協を図った。

 最後に、このホームページをご覧下さった皆さんが、忌憚の無いご意見やご感想をメールでお送り下されば幸いです。
山とスキー・歴史と文化の
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