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岩木山の春スキー----弘前城の桜祭り見物を兼ねて
 同じ東北の山スキーでも、鳥海山のように自分で登った分だけ滑れる山と、ここ岩木山のようにバスを利用して自分の足で歩かずに標高差1000m以上を滑れる山とがある。 鳥海山型は 「スキーを利用した登山」 と考えるべきもので、一方、岩木山型はオフピステを滑る 「ゲレンデの延長」 と考えてよい。 個人的には前者が私の好みである。

 今回は、40歳以上の男女が入会条件のクラシック・スキー・クラブ(大半は60代〜70代)の行事に参加した。 今年は雪が少なく、山頂付近と下の方はかなりの距離を歩く羽目になった。 私はテレマークなので、板を外せば登山靴になるが、アルペンの板の人はスキー靴での歩行を強いられた。 山ではどんなことがあるか分らないので、滑りのみでもアルペン・スキーよりも山スキーかテレマーク・スキーが安全であろう。

 岩木山には5つの春スキーコースがあるが、融雪の関係で3コースを滑った。 そのうち2コースを紹介する。
(2001年4月)
 
岩木山と桜
 
 

 
岩木山とリンゴの花
 
 岩木山麓はリンゴの名産地である。 一般にリンゴの花の時期は、桜よりも半月ほど遅い。 しかし私は、どうしても岩木山をバックにリンゴの花の写真を撮りたくて、弘前市の郊外に出てみた。 やっと早生のリンゴの花を見つけ、撮ることができた。
 
リンゴ畑で岩木山をバックに、やっと撮れた一枚
 

 
嶽 コ ー ス B
 
 嶽コースBは、岩木スカイラインの終点からすぐに滑り出す、スカイラインの起点近くまでの全長4km、標高差1000mのコースである。 今年は雪が少ないため最後の30分は歩きとなった。
山菜の宿 「ぶなこ」 を出発 滑り出しは急斜面であるが、やがてブナ林の緩斜面となる
 
狭いルートを抜けて、ひと休み
 
沢に出ると雪が切れて、スキーを外す。 フキのとうに春の息吹を感じる。
 

 
長 平 コ ー ス
 
 長平コースは、岩木山の山頂から鯵ケ沢スキー場までの全長10km、標高差1250mの豪快なコース。
 
スカイラインの終点から夏山リフトでさらに登る 今の時期は雪が少ないので、山頂を巻いてトラバースする
 
結構斜度はきつく、各自の技量に応じてターンを繰り返す 振り返ると、滑った標高差に驚く
 
最後は、閉鎖した鯵ケ沢スキー場に滑り込む
 
ここまで来ると、木々の若葉と桜の花で、すっかり春景色
 

 
弘前城の桜祭り
 
 毎年5月連休に弘前城公園の桜祭りがある。 今年は暖かかったので、お堀端のソメイヨシノはほとんど葉桜になってしまったが、城内のヤエベニシダレは満開であった。
 
弘前市郊外から望む岩木山とソメイヨシノ
 
天守閣とヤエベニシダレ
 
春光浴びる西濠のボート遊び
 
弘前城公園には日本で一番古い(長寿の)ソメイヨシノがある。 ここの樹木育成の技術がリンゴ栽培に生かされているという。
 
ライトアップされた天守閣
 

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